危険物の種類

第1類危険物 各論|無機過酸化物

第1類危険物(無機過酸化物)

第1類危険物の各論(無機過酸化物)

第1種酸化性固体(危険等級I、指定数量50 kg)

アルカリ金属の過酸化物は水と激しく反応して分解し、多量の酸素を発生

→有機物や可燃物と混合すると加熱や衝撃により発火(爆発)する

アルカリ土類金属の過酸化物はアルカリ金属と比較すると反応性は低い

消火に水は使用することができない

・炭酸水素塩類や乾燥砂で消火する

 

過酸化カリウム(K2O2)

性状 黄色の塊又は粉末
比重 2.0
融点 490℃
加熱で分解→酸素を放出
水との反応 水と反応して発熱し、水酸化カリウムと酸素を発生する

K2O2+H2O→2KOH+1/2O2

吸湿性 吸湿性があり、潮解性がある
その他 触れると皮膚が腐食する
毒劇物

 

過酸化ナトリウム(Na2O2)

性状 淡黄色の粒状又は粉体
比重 2.81
融点 460℃
沸点 675℃
660℃以上で分解→酸素を放出
水との反応 水と反応して発熱し、水酸化ナトリウムと酸素を発生する

Na2O2+H2O→2NaOH+1/2O2

吸湿性 吸湿性があり、潮解性がある
その他 触れると皮膚が腐食する
毒劇物 劇物

 

過酸化カルシウム(CaO2)

性状 白色~淡黄色の固体
比重 2.92
融点 257℃
沸点 285℃
275℃以上で分解→酸素を放出
酸との反応 希塩酸に溶けて過酸化水素を発生する

CaO2+2HCl→CaCl2+H2O2

水との反応 水には溶けにくい
用途 土壌への酸素供給→嫌気性微生物の活動抑制
毒劇物

 

過酸化マグネシウム(MgO2)

性状 無色の粉末
比重 3.0
酸との反応 希塩酸に溶けて過酸化水素を発生する

MgO2+2HCl→MgCl2+H2O2

水との反応 水には溶けにくい
加熱 加熱すると酸素を発生し、酸化マグネシウムになる

MgO2→MgO+1/2O2

その他 便秘薬として使用されるのは酸化マグネシウム(MgO)で別物なので注意!!

 

過酸化バリウム(BaO2)

性状 白色~灰色の固体
比重 4.96
融点 450℃
沸点 沸点以上800℃以上で分解

→酸素を放出

酸との反応 硫酸に溶けて過酸化水素を発生する

BaO2+H2SO4→BaSO4+H2O2

水との反応 水には溶けにくい
用途 漂白剤
花火(炎色反応で緑色)
その他 目や皮膚、気道に対して刺激性
毒劇物 劇物
花火
Mt.フジ
Mt.フジ
本日はこのへんで、ごきげんよう!!