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第4類危険物 各論|動植物油類

第4類危険物(動植物油類)

動植物油類の特徴

動植物油類の定義

下の特徴を有するものを言います

動物の脂や植物の種子・果肉から抽出したもの

1気圧環境下で、引火点が250℃未満

指定数量:10000 L

水に溶けず、水より軽い

布などに染み込んだものは自然発火する恐れがある

ヨウ素価

動植物油類を学ぶ上で重要なのがヨウ素価です。

ヨウ素価とは《油脂100 gに付加することができるヨウ素の質量》です。

ヨウ素は油脂の不飽和結合(二重結合、三重結合)に結合します。

不飽和結合は酸化しやすいため

ヨウ素化が高い=不飽和結合が多い=酸化されやすい

ということになります。

飽和結合と不飽和結合 ヨウ素価の概要

動植物油類の種類

動植物油類は乾性油、半乾性油、不乾性油に分類されます。

乾性油が最も酸化されやすく、酸化熱による自然発火の危険性が高くなります。

乾性油・半乾性油・不乾性油はヨウ素価により分類されます

乾性油:ヨウ素価が130以上

半乾性油:ヨウ素価が100~130

不乾性油:ヨウ素価が100以下

乾性油とヨウ素価

動植物油類には以下のようなものがあります。

結構身近なものが多いですね

ヤシ油
パーム油
オリーブ油
ヒマシ油
落花生油
ナタネ油
米ぬか油
ゴマ油
綿実油
トウモロコシ油
ニシン油
大豆油
ヒマワリ油
キシ油
イワシ油
アマニ油
エノ油

動植物油類の消火予防

通気の良い場所で密閉し、冷暗所に保管する

火気・熱源から避ける

動植物油類の消火方法

窒素消火:粉末、炭酸ガス、泡、乾燥砂

一度火災が発生すると、消火は困難

 

Mt.フジ
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本日はこのへんで、ごきげんよう!!

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