投資信託とは
多数の投資家から資金を集めて基金とし
基金を専門家が分配投資(株式や不動産)して
得た利益を投資家に分配する
上記の通り、集めた資金は株式や不動産に投資されるため、通常の投資同様に元本割れのリスクがあります(元本保証はされていない)
投資信託の分類
公社債投資信託と株式投資信託
公社債投資信託
公社債を中心に運用する投資信託であり、株式は一切組み入れられていません
公共債と民間債の総称
公共債:国債や地方債など
民間債:社債など
有名なものに、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)やMMF(マネー・マネジメント・ファンド)などがあります
これらは、どちらも短期的な公社債を対象として運用されています
株式投資信託
株式を中心に運用する投資信託ですが、公社債も組み入れられている場合もあります
インデックスファンドなどはここに含まれます
パッシブ運用とアクティブ運用
パッシブ運用(インデックス運用)
ベンチマークに連動した成果を目標とした運用スタイルです
日本で言えば日経平均株価やTOPIX、アメリカで言えばS&P500やナスダックのような指数のこと
ベンチマークの推移を見てみましょう
アメリカの指数が右肩上がりになっていることが見て取れます
今まで右肩上がりだから今後もかならず右肩上がりか、といわれればNOですが、日本のベンチマークと比較すると、投資先としてアメリカが支持されるのは納得ですね
アクティブ運用
ベンチマークを上回る成果を目標とした運用スタイルです
ベンチマークを上回る成果を目指すため、ベンチマークを大きく下回る場合もあります
インデックス運用と比較するとハイリスクハイリターンといった位置づけになります
⇨個人的には長期投資には向かないというイメージです
またアクティブ運用には大きく4つの運用スタイルがあります
成長の見込める銘柄に投資する
指標から割安だと考えられる銘柄に投資する
経済状況を予測し、投資する業種等を決定した後、個別銘柄を選ぶ(マクロ的なアプローチ)
個別銘柄の調査から、投資先を決定する(ミクロ的アプローチ)
上場している投資信託
投資信託自体が上場しているものがあります
ETF:株価指数連動型上場投資信託
ETFは日経平均株価やTOPIX、S&P500など、対象とした指数に連動するように運用される投資信託です
私も楽天VTI(米国株式インデックスファンド)をつみたてNISAで購入しています
つみたてNISAは非課税かつドル・コスト平均法で投資できるのでしっかり利用していきたいところです
J-REIT:上場不動産投資信託
不動産を投資先としている投資信託です
株式だけでは不安・・・、株式以外にも投資したい!
という人には選択の1つになるかもしれませんね
投資信託のコスト
投資信託には次のようなコストがかかります
購入時手数料
投資信託購入時に投資家が販売会社に支払う手数料です
手数料は販売会社によって手数料が異なります
販売会社によっては販売手数料がぼったくり価格・・・なんて場合もありますので、注意しましょう!
いくら投資信託でプラスが出ていても手数料が高くて、手数料でマイナスになるなんて面白くないですよね
運用管理費用
販売会社や運用会社、管理会社が行う業務に必要な手間賃です
投資信託を保有していると日々発生する費用になります
自動的に信託している財産から差し引かれるので、特に対応する必要はありません
信託財産保留額
投資信託を解約する際に徴収される費用です
こちらも自動的に徴収されるため、対応する必要はありません
トータルリターン
投資信託で、一定期間に発生した累積損益のことです
投資信託の買付金額に対して、投資信託の評価金額+期間中の分配金額+売却金額の累計がいくらか、を示します
買付金額に対してプラスが出ているのか、マイナスが出ているのか判断することができます
トータルリターン通知制度
販売会社が投資家に対して年1回以上トータルリターンを通知することが義務付けられています
ディスクロージャー
投資家に投資判断に必要な情報を開示することをいいます
目論見書
ファンドの特色や分配方針、運用実績やリスクなどが記載されています
投資信託を購入する前には必ず目を通しておきたい書類です
証券会社のHPから確認することができますので、興味のある方は一度確認してみましょう
運用報告書
運用経過の報告や今後の方針、などが記載されています
読んで字の通り、結果の報告書ですね