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第5類危険物 各論|有機過酸化物

第5類危険物(有機過酸化物)

有機過酸化物の特徴

第1種自己反応性物質

指定数量:10 kg

有機過酸化物とは

有機過酸化物は、有機物の分子構造内に-O-O-を含むものをいいます。

この構造はとても不安定であり、加熱(着火)すると激しく燃焼、爆発する性質となります。

有機過酸化物

過酸化ベンゾイル((C6H5CO)O2)

過酸化ベンゾイルの性質

白色の粒状、結晶又は粉末

比重:1.33

引火点:125℃

沸点:>105℃

発火点:69℃

融点:103~106℃

毒劇物:―

過酸化ベンゾイルの危険性

水に溶けない

有機溶剤(ベンゼン、クロロホルム、エーテル)と混和する

加熱すると分解し、有毒な黒煙(ジフェニル)を発生する

100℃以上で加熱すると爆発することがある

有機物や金属と接触すると爆発することがある

多くの有機及び無機酸、アルコール、アミンと激しく反応し、火災や爆発の危険性をもたらす

還元剤、塩基、可燃性物質と反応する

過酸化ベンゾイルの消火予防

加熱、衝撃、摩擦又は振動を避ける

混触危険物をとの接触を避ける

換気の良い、冷所で保管する

容器を密閉して保管する

過酸化ベンゾイルの消火方法

散水、水噴射を行う

窒息消火は効果がない

メチルエチルケトンパーオキサイド(メチルエチルケトンペルオキシド)

エチルメチルケトンパーオキサイド

正式な命名法はエチルメチルケトンパーオキサイドだと思うけど・・・

(参考書などはこのように記載されているので)

過:per-(パー、ペル)、酸化:-oxide(オキサイド、オキシド)

→ 人によって読み方が変わる

メチルエチルケトンパーオキサイドの性質

無色の液体(芳香臭)

比重:1.12

引火点:75℃

沸点:>80℃

発火点:197℃

融点:-20℃

毒劇物:―

メチルエチルケトンパーオキサイドの危険性

水にほとんど溶けない

ほとんどの有機溶剤に溶ける

40℃以上で分解が促進される

80~100℃で激しく発泡分解する

110℃を超えると白煙を生じる→分解ガスに異物が触れると爆発する

光の加熱で分解する

純品は衝撃、摩擦に鋭敏に反応し、爆発する

→可塑剤で希釈されている(50~60%)

引火すると激しく燃焼する

メチルエチルケトンパーオキサイドの消火予防

加熱、衝撃、摩擦又は振動を避ける

換気の良い、冷所で保管する

容器を密閉すると分解が促進されるので、通気性のある蓋を使用する

メチルエチルケトンパーオキサイドルの消火方法

散水、水噴射を行う

窒息消火は効果がない

 

Mt.フジ
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本日はこのへんで、ごきげんよう!!

勉強に疲れたら


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