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第5類危険物 各論|ニトロ化合物

第5類危険物(ニトロ化合物)

ニトロ化合物の特徴

第1種自己反応性物質

指定数量:10 kg

ニトロ化合物とは

構造内にニトロ基(-NO2)を有する化合物

激しく爆発する性質を持つ

ニトロ化合物

ピクリン酸(C6H2(NO2)3OH)

ピクリン酸

ピクリン酸の性質

無色~黄色の固体(結晶)

比重:1.763

融点:122℃

沸点:300℃(爆発)

引火点:150℃

発火点:300℃

毒劇物:劇物

ピクリン酸の危険性

熱水や有機溶剤(エタノール、ジエチルエーテル、ベンゼンなど)に溶ける

加熱すると爆発することがある

衝撃、摩擦、振動を加えると爆発的に分解する

金属(銅、鉛、水銀、亜鉛)と反応し、衝撃に敏感な化合物(爆発性の金属塩)を生成する

乾燥した状態では危険性が高くなる

ピクリン酸の消火予防

火気を避ける

衝撃や摩擦を避ける

酸化性物質(硫黄、ヨウ素など)との接触を避ける

湿らせて保管する

容器を密閉して換気の良いところに保管する

ピクリン酸の消火方法

大量の水で消火する

窒息消火は効果がない

爆発の危険性があるため、容器が炎に包まれた場合は近寄らない

トリニトロトルエン(C6H2(NO2)3CH3)

トリニトロトルエン(TNT)

トリニトロトルエンの性質

無色~黄色の結晶(日光により茶褐色に変化)

比重:1.654

蒸気比重:7.85

融点:80.1℃

沸点:240℃

発火点:230℃

毒劇物:―

トリニトロトルエンの危険性

水に溶けない

ベンゼンによく溶ける

エタノール、エーテルに溶ける

急激な加熱や強い衝撃により爆発することがある

衝撃、摩擦、振動を加えると爆発的に分解する

ピクリン酸と違い、金属とは反応しない

多くの化学物質と反応し、火災や爆発の危険性がある

トリニトロトルエンの消火予防

火気を避ける

衝撃や摩擦を避ける

湿らせて保管する

トリニトロトルエンの消火方法

大量の水で消火する

窒息消火は効果がない

爆発の危険性があるため、容器が炎に包まれた場合は近寄らない

 

Mt.フジ
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本日はこのへんで、ごきげんよう!!

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