ヒドロキシルアミンの特徴
第2種自己反応性物質
指定数量:100 kg
ヒドロキシルアミンの性質
白色の針状晶
比重:1.204
融点:33℃
沸点:58℃
引火点:129℃
自然発火温度:265℃
毒劇物:劇物
ヒドロキシルアミンの危険性
水に溶ける
70℃以上に加熱、または裸火に触れると爆発することがある
室温で、湿気および二酸化炭素存在下で急速に分解し、窒素酸化物(NOx)を生じる
酸化剤や金属(微細亜鉛など)と激しく反応し、火災及び爆発の危険がある
ヒドロキシルアミンの消火予防
加熱や裸火を避ける
酸化剤や金属との接触を避ける
湿気を避ける
容器を密閉し、喚起の良いところで保管する
ヒドロキシルアミンの消火方法
大量の水や泡で消火する
窒息消火は効果がない
ヒドロキシルアミン塩類の特徴
第2種自己反応性物質
指定数量:100 kg
ヒドロキシルアミンと酸の中和反応で生成する化合物
硫酸ヒドロキシルアミン(H2SO4・(NH2OH)2)
硫酸ヒドロキシルアミンの性質
無色~白色の固体(結晶)
比重:1.883
融点:170℃
自然発火温度:120℃
毒劇物:劇物
硫酸ヒドロキシルアミンの危険性
水によく溶ける
有機溶媒にわずかに溶ける
潮解性があり、強い還元性を示す→金属腐食性
酸素に富む酸化剤と接触すると激しく反応する
燃焼すると硫黄酸化物(SOx)を生成する(腐食性)
裸火や高温部に接触すると爆発的に燃焼する
蒸気には粘膜(眼や気道)の刺激性がある
血液障害(酸素濃度の低下)を引き起こす
硫酸ヒドロキシルアミンの消火予防
冷所で保管する
換気の良いところで保管する
湿気を避ける
金属粉末から離して保管する
裸火高温部との接触を避ける
硫酸ヒドロキシルアミンの消火方法
大量の水や泡で消火する
窒息消火は効果がない
塩酸ヒドロキシルアミン(HCl・NH2OH)
塩酸ヒドロキシルアミンの性質
無色の固体(結晶)
比重:1.7
融点:151~152℃
毒劇物:劇物
塩酸ヒドロキシルアミンの危険性
水によく溶ける
有機溶媒にわずかに溶ける
水溶液は強い還元性を示す→金属腐食性
加熱又は燃焼すると硫黄酸化物(SOx)を生成する(腐食性)
裸火や高温部に接触すると爆発的に燃焼する
蒸気には粘膜(眼や気道)の刺激性がある
血液障害(酸素濃度の低下)を引き起こす
塩酸ヒドロキシルアミンの消火予防
冷所で保管する
換気の良いところで保管する
湿気を避ける
裸火高温部との接触を避ける
塩酸ヒドロキシルアミンの消火方法
大量の水や泡で消火する
窒息消火は効果がない
本日はこのへんで、ごきげんよう!!